Phew

80年前後の日本のパンク/ニューウェーブシーンの音は、変な言い方だけど凄く懐かしい。

それは音がそれを聴いていた自分の部屋やその空気感を感覚として思い出させるからだと思う。

今回、いつもの中古屋さんで「Phew」のソロアルバムを見つけたので聴いてみた。

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Phewは坂本龍一がシングルをプロデュースしたという事しか知らなかったんだけど、このアルバムがクラフトワークなどで知られるドイツのスタジオでレコーディングされた事、バックは日本のプログレファンにカルト的な人気を誇るカンが努めている事など、マニアックこの上ない作品だった。

サウンド的にもYMOのテクノデリック的な、インダストリアル、構成主義なんてキーワードが浮かんでくる、まさにあの当時のニューウェーブサウンド。

世間的に言えば「へんな音楽」で、決してナゴめる音楽では無いけど、自分には、アナログシンセサイザーの透き通った音とか、装飾を排したミニマリスティックなビートは、懐かしくてナゴんでしまうのである。

ものの本で読んだんだけど、Phewは自分達が築いた音楽をメジャーに持っていかれた的な不満から、一時音楽から身を引いたそうだ。
どちらが先かは知らないけど、確かにこの作品のエッセンスはテクノデリックやB2-UNITそのもの。
Phewの気持ちは解らないでもない。

けど、今は積極的に活動していて、若い人にも人気が有るそうだ。

で、Phewは昨年、実に15年ぶりのソロアルバムを発表。

「ファイヴ・フィンガー・ディスカウント」
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「万引き」という意味らしい、さすが関西パンク。(笑)

自分も坂本龍一の「Thatness and Thereness」が収録されているという理由だけで聴いてみた。

いわゆるカバー集という企画なんだけど、「時には母のない子のように」とか、ひねった選曲にセンスを感じる。

相変わらずインディーズなスタンスを貫いているPhew。

こういう人が自分のスタンスを守りつつ淡々と活動している今の日本のミュージックシーンって、結構充実しているのかも知れない。

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この記事へのコメント

HARUKI
2011年05月15日 22:22
僕もそう思います♪

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