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zoom RSS リニア中央新幹線〜神奈川県公聴会(相模原)

<<   作成日時 : 2014/01/14 06:05   >>

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昨日、相模原市で開催されましたリニア中央新幹線の神奈川県公聴会に行って参りました。

公述に立たれました15名の皆様から、様々なご意見が展開されました。

□「リニア中央新幹線を考える東京・神奈川連絡会」伊藤さん。
電磁波、地下水、多くの問題を短時間に良く纏められ述べられました。

□「リニア中央新幹線を考える相模原連絡会」浅賀代表。
「大深度地下トンネルでの事故時対策、特に障害弱者の方の避難などは全く考慮されていない、公共交通機関とは言えない」

□住民の方々
「富士山を大事にする様に、南アルプスも大事にすべき」
「相原高校は明治・大正期に国への陳情と住民の寄付で出来たもの、民間事業都合での移転は設立経緯からみておかしい」
「ペースメーカー使用者や妊産婦・乳児など、利用出来ない人がいる事は、公共交通機関の在り方としておかしい」
「事故時は非常口まで数km歩かなければいけない、老人には無理」
「大深度トンネルには消防車も救急車も入れない、どうするつもりなのか」
「工事予定地は断層が多い。高い地震発生確率が公表される中、構造物は壊れないとする評価は人間のおごり」
「自然は全て繋がっている、個別要素ごとの評価は不適当」
「もし影響が出れば、知事、首長は人道上見地から厳しく責任を問われなければならない」
「審査会の方には、自分の住居地域、勤務地域で工事車両往来、立ち退きなどがなどが起きたらどうかと言う観点で考えて欲しい」
「災害時のバイパスと言うが、人しか運べないのでは代替足り得ない」
「中間駅はJR東海にとって、航空機需要取り込みの障害でしかないのだから、相模原に利益は生まない」

車両基地が建設予定とされている鳥屋住人の方も公述に立たれました。
「かながわ水源保全林を外したと言うが、当該地区もその影響範囲であり、基地建設は不適当」
「国立競技場建て替え問題における特定地区指定解除と同様、当該地区の指定を外すつもりではないのか」
「JR東海は残土で地区を埋め、その上に車両基地を造るつもり。一石二鳥と考えているのだと思われる」
さすが地勢を良く熟知しておられる地元の方だからこそのご意見は貴重で、またその危機感には痛切なものを感じました。


もっとも印象に残ったのは、「リニア新幹線を考える相模原連絡会」中野渡旬 事務局長の公述です。

「橋本の地下トンネルは相模原台地の地下水脈を遮断する」

これが相模原市域における最大の問題と言っていいでしょう。

相模原台地の地下水の挙動は相模原環境情報センターに資料が有りますが、この地下水脈を横切るかたちでトンネルや駅が敷設されます。

画像


画像


地下水脈は27m地下としながら、土留壁などにより遮断されてしまう、という内容です。

地下水脈下流の中央区、南区、更には座間市、おそらく大和市までも。
広範な市区で地下水の枯渇、地盤沈下を引き起こし、住民訴訟が起きる事態になるのでは?と思われます。

この点については、前の記事で書いた通り、県の審査会でも指摘が出ている様ですので、今後の議論を注視したいと思います。

「誘導給電により発生する磁界が考慮されていない」
これは車内設備等で利用する電源を、ガスなどの発電機を使用する危険性を回避する為に利用されている技術ですが、公表された磁界測定データに考慮が無いとのご指摘。

スライドを用いられて大変解りやすく且つ論理的に説明され、公聴会と言うよりセミナー状態。
壇上の県ご担当者の方も興味深げに聞き入っておられたのが印象的でした。



正直、準備書説明会の時は「不安です」「大丈夫なのでしょうか?」と言う申し立てが多く、「大丈夫です」と言う回答で終わりと言う流れでしたので、アセスは形式的な手続きで終わってしまい、市民の声は届かないのでは?と危惧していました。

しかし今回は全体的に皆様よくお調べになられておられ、凄い!と言う印象でした。
特に緑区の方の公述は、居住されている方にしか分からない点までフォローされておられ、こういう意見を伺えるのが公聴会の意義だと思いました。



最後に絶対に書いておきたい事が三点あります。

■拍手
会では当然の事ながら静粛が求めらる進行規則でしたが、会が進むにつれ、公述人の方の真剣な訴えに、遂に会場から拍手が起こりました。
これについて、県のご担当者が制する事は一切無かった事をあえて記しておきたいと思います。
但し、一名の中年男性が、拍手が起きるたびの「やめろよ!」「規則守れないなら出て行けよ!」と恫喝していました。
その後公述に立った女性などは、恐怖を感じたのでしょう、声が震えておられました。
おそらく推進の立場の方なのでしょう。
その事について多くは指摘しませんが、この様な行為こそが、どちらに義が有るのかを明確にしたと思います。
ちなみにその後も拍手は続き、その男性も遂には声を上げなくなりました。

■県のご担当者
県の方は司会、事務局、速記、受付等で10名程の方でのご対応でした。
皆さん誠実な応対で好感を持てました。
そして最後の閉会の言葉が印象的でした。
「それぞれのお立場から、貴重なご意見を有難うございました」

■歴史に学ぶ
私は「相模原市民は愚民ではない」とどこかで書きました。
今回は過去の教訓を引き合いに出す公述も多く聞かれ、皆様の意識の高さが伺えました。

足尾鉱毒問題の田中正造先生の言葉
「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」

そして「福島の事故に学ぶべき」「福島の事故を受けてもなお反省が無い」と言う意見が多く付されました。
相模原の地で福島と言う地名を聞く。
その事を、有難うと言う思いと共に、付け加えておきたいと思います。

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